第十回 2014年8月
2014.08.01更新
梅雨も明け、蝉の声が、祭りのお囃子に隠し味のように溶け込む季節となりました。
皆さんいかがお過ごしですか。
さて、健康診断の結果も皆さんの手元にかえってきている頃だと思います。
今回から、その健康診断結果の見方についてお話ししたいと思います。
健康診断は、大きく分けて7つぐらいに分類されます。
①問診:今までに罹ったことがある病気について聞きます。現在何か症状があるか聞きます。
②理学的所見:実際に聴診器をあてて、心臓の音や肺の音を聞きます。血圧を測ります。
③血液検査:貧血・肝機能・腎機能・脂質・血糖値
④尿検査:蛋白・血液・糖などが出ていないか調べます。
⑤胸部レントゲン写真:主に肺に病気がないか調べます。心臓の大きさを見ます。
⑥心電図:心臓に病気がないか調べます。
⑦オージオ:難聴があるか無いか調べます。
問診は聞くことによって、その他の検査上で特に注目しなければならない検査項目がわかります。
例えば、以前結核になったことがある人は特に、胸部レントゲン写真に注目し再発していないかどうか見ます。
肝炎にかかったことがある人は肝機能に注目します。
次に、理学的所見については、聴診器が主体であるため心臓については雑音の有無と心拍のリズムを聴き正常か異常かをみます。
また、肺に異常な呼吸音がないかを聴きます。
血圧は高血圧の有無を調べます。以上は、直接皆さんから情報を取る検査です。
③から以下は次回に詳しく説明しましょう。
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