第一八回 2016年11月
2016.11.01更新
紅葉が美しい季節となりました。枯れた物に対する慈しみを感じる希有で深みのある文化は大変素晴らしいと思います。
さて、前回の終わりに述べた「冠動脈リスク」についてお話しします。冠動脈とは筋肉である心臓の表面を走る細い血管網で心筋のポンプ作用を可能にするエネルギー代謝を担う血管網です。
簡単に言えば、心臓を栄養している血管網です。当然、この血管に異常があれば心臓に栄養が十分いかなくなるために機能に支障が生じるわけです。具体的に言えば冠動脈硬化症により、血管内腔が細くなったり、果ては詰まったりしてくることです。前者の状態は「狭心症」後者は「心筋梗塞」といった疾患になるわけです。
従って「冠動脈リスク」とは狭心症や心筋梗塞に移行させるリスク=危険を意味します。
前回のメタボリックシンドロームでの冠動脈リスクはメタボリックシンドロームの内容そのものとなります。
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