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第二回 2013年1月

2013.01.01更新

皆さんこんにちは。
寒い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。
さて、今回は産業医がどのようなものかということの概観を示したいと思います。
産業医の基盤は、臨床医とは少し違っていて法律に強く則って仕事の内容が決められているということです。
例えば、「月1回以上職場の巡回をしなければならない。」とか「健康診断結果の内容を個人個人に知らせなければならない。」など、仕事の内容が定められています。
職場は、定年に至るまでで人生で最も長く過ごす場所であるにもかかわらず、戦前までは、職場での健康維持管理が重要視されていませんでした。
戦後憲法は主権者である国民の「生命・自由・財産」を守ることを主眼として成立しています。そこには、医療と関連する「生命を守る」ということが謳われています。
そこで、憲法理念から派生した法律で産業医に関連する基本的法律は、皆さんもご存知の「労働基準法」です。この法律から安全衛生部分を独立させた形で「労働安全衛生法」が昭和47年にできあがりました。この法律の趣旨は「職場における労働者の安全と健康を確保するとともに快適な職場環境の形成を促進することを目的とする」とのことです。
ここでのキーワードは「労働者」「健康」「環境」「安全」です。
「労働者」はこの法律によって恩恵を受ける主体者「安全・健康・環境」は改善されるべく対象です。しかし、一方的に使用者や産業医だけに義務を課しているのではなく企業全体で協力していくことが望まれています。
次回はこれらが、どのような構成で運営されているかお話しします。

第一回 2012年12月

2012.12.01更新

皆さん初めまして。
小田内科クリニックの院長の小田です。
昨年の12月1日に開業して以来、早1年がたちました。
夢中で走り抜けた1年でもあり、その間、多くの方々の援助や助言に感謝しております。
今後とも、どうかよろしくお願いいたします。
さて今回、診療とは少し違った角度から、健康というものを考える場を作ってみました。
いわゆる、プライマリーケアーの範疇に入る「産業医」としての視点で予防医学を考えていきたいと思います。多分に私自身の考え方や、あまりなじみのない知識が出てくることから、エッセイ的な要素が多いと思いますので気楽に読んでいただきたいと思います。
そこで、そもそも「産業医」とはなにかということですが、それについて詳しくは次回号に譲りたいと思います。一言で言えば「病気を未然に防ぐために医学知識に基づいて、指導・助言する医師」となるかと思います。次回号からは、より具体的なお話に移っていきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

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