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第二十二回 2017年9月

2017.09.01更新

今年の関東の夏は雨が多く暑さを満喫できないで終わりそうですが、一方、熱中症は少なかったようです。
物事、良い面と悪い面が表裏一体ですね。
昼の蝉の音と対照的に夜の虫の音がいっそう心地よく感じる今日この頃です。
そこで思い出したのですが、日本人以外は虫の音は雑音としか聞こえないようなのです。
日本人は虫の音を左脳で聞くために、意味を持って感じられるようです。
そういえば、古代から和歌や俳句で鈴虫や蝉の音に風流を感じ言葉にしています。
このことは、音に意味を感じて言語として表現していると言えるでしょう。
即ち言語や論理を司る左脳で虫の音を聞いていることになります。
自然の現象を擬人的、論理的に意味を持たせてきた日本文化は人も自然の一部であると認識してきた証拠でもあると思います。
自然と対峙して文化・文明を営んできた西洋文化とは正反対の感があります。
自然と対峙してきた西洋文明から、現在の自然科学が生まれました。そして対峙することにより客観性という立場を生みだしました。
客観性は普遍性を担保しているのは確かでそれ故、科学は大いに進歩したことは間違いないと思います。
が・・科学の一つである医学、特に臨床医学においては100パーセント客観性にたつことはむしろ危険であり、有害では無いだろうかと思う今日この頃です。

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