第九回 2014年5月
2014.05.01更新
「目には青葉山ほととぎす初鰹」夏の便りが届き始める、カツオのおいしい陽気ですね。
今年はあいにく不漁とのことですが、皆さんお元気ですか。
さて、健康診断は事業所によって四月、七月、九月と行われる時期こそ違え、毎年行われます。年中行事としてなんとなく受けている方もおられると思いますが、そのような方は、実はかなり幸せな方だと思います。健康である証拠でもあるからです。
しかし、そのような方でも健康診断の結果をみるときは、学校の試験の点数をみるときのように少しどきどきするのではないでしょうか。
百点=すべて正常ならよいのですが、なかなかそういうわけにもいかないようです。一つや二つは、異常値があるのがふつうです。そのとき、その異常値が自分の健康にとってどういう意味があるのだろうということがなかなかわからないと思います。
健康診断は、企業においては年最低一回以上はすることが義務づけられています。しかもする項目も定められています。しかし、法律にあるから健康診断をするのではなく「健康に配慮して事故なく就業させる」義務が雇用者側にあるからです。
このことは、被用者・雇用者双方にとってメリットがあるばかりか、社会的にも疾患の早期発見と早期治療につながり、医療費の節約、早期の就業復帰が促進され労働力の確保が容易になります。
従って、健康診断は自分のためだけではなく家族のため・会社のため・社会のためでもあるのです。皆さん喜んで健康診断を受けましょう。