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第十七回 2016年9月

2016.09.01更新

そろそろ、暑さもやや和らぎ秋の気配が感じられる様になりました。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。秋と言えば・・・読書の秋、勉学の秋、そうです、食欲の秋です!
そこで今回は少し専門的になるのですが巷でよく耳にする「メタボリックシンドローム」についてお話ししたいと思います。
日本語に直訳すると「代謝症候群」ということになります。なんのこっちゃ?ですね。

一言で言うと、冠動脈(心臓を栄養している血管)に高リスクを持つ人たちは、ある一定の種類の検査値に異常が認められる。
このように潜在的に冠動脈にリスクがある状態のことを「メタボリックシンドローム」と呼んでいます。
まだわかりにくいと思いますので、具体的にお話しします。

ある一定の種類の検査値異常とは以下の異常です。

a. 腹部の肥満(ウエスト)
男 85cm以上
女 90cm以上

b. 高中性脂肪
男女とも150mg/dl以上
低HDL(善玉コレステロール)男女とも40mg/dl以下

c. 高血圧
男女とも収縮期血圧が130以上
拡張期血圧が85以上

d. 血糖値
男女とも空腹時血糖で110mg/dl以上

以上のうち、「a.」は必須で他の「b.c.d」のうち2つ以上があてはまれば「メタボリックシンドロームすなわち、冠動脈にリスクをもっている。」ということになります。
この診断基準をよく見ると、そうです①肥満②高脂血症③高血圧④糖尿病の前段階程度の状態を2つ以上持つ人があてはまるわけです。
次に冠動脈にリスクがある状態、とは何でしょうか。
これについては、次回詳しく説明したいと思います。

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